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ゲーム紹介:クク21 / Cucco 21

運命を感じ取り手札の1枚を交換
クク21 / Cucco 21
メーカー: すごろくや (日本), 発行年: 2011年 (原版16世紀)
企画/制作: 丸田 康司 (まるた こうじ), イラスト/アートワーク: 中沢 (なかざわ) しのぶ
監修: 草場 純 (くさば じゅん)
6才~大人, 5~12人用, 所要30分, ルール難度:★☆ (1.5)

クク21:箱

『クク21』は、欧州由来の古典ゲーム『クク / カンビオ』を元に、格段に遊びやすくしつつ独自の要素を加えた、たった1枚のカードを、運命を感じ取って交換する/しないを選択し、チップを稼ぐゲームです。

クク21(金銀コイン付き第四版):展示用写真

1から21までの番号が書かれた、大きくて綺麗なイラストカードが、各自にたった1枚ずつランダムに配られます。あとでせーの!で見せあったとき、全員の中でいちばん小さい番号カードを持っている人がアウトとなり、チップを支払わされたり、脱落させられたりします。このため、各自、1回だけめぐってくる交換チャンスを活かして、自分のカード番号が「小さそう」と思ったら、「交換してください!」と次の人と強制交換をしていきます。
小さな番号の「弱い」カードは、交換を介して次々に人から人へと流れていきます。せっかく配られたときには大きな番号をもらったのに、流れてきた小さな番号と交換されてしまうかもしれません。
また、小さな番号を手放したいのはやまやまですが、もっと弱いカードを持っている人がまだいる可能性があるなら、安易な交換は考えものです。交換する人の顔色もうかがっていきましょう。

一方、カードの中には「スルー」「受け取ったらアウト」「交換を拒否」などの効能があり、これらが発揮されると、その連鎖によって奇跡のように思える予想外のドラマが生まれます。

途中でアウトの人が出たりしながらも、各自の交換チャンスが一周したら、全員せーの!でカードを見せあって、一番小さな番号カードを持っている人もやはりアウトです。ラウンド規定に応じて、チップを支払ったり、脱落させられたりします。

そしてまたカードを1枚ずつ配って…と何ラウンドも行なっていき、生き残った人が1人だけになったら、それまでに溜まったチップを総取りします。この〈チップ総取り〉までをさらに何度も繰り返し、破産者が現れてゲームが終了したとき、一番稼いでいる人が勝ちです。
運命を感じ取り、交換の選択で強いカードを引き寄せて、最後にチップをたくさん持っているのはいったい誰でしょうか?

ここがオススメ: カードを1枚交換するか/しないかだけの簡単なルールを説明するだけで、カードに書かれた効能が絡み合い、緊張から生じる予想外の展開に爆笑の渦が巻き起こる、子供から大人まで手軽に楽しめる超おすすめのゲームです。
イラストレーター・中沢しのぶさんのたいへん美しいアートワークにより、タロット風の美しい絵柄と効能がマッチし、「運命を感じ取るゲーム」に相応わしい豪華なコンポーネントができました。

旧版『クク』との違い: その面白さは折り紙付きの『クク/カンビオ』専用に特化し、次のような改良・改編を加えています。

クク21:新効能カード2種類
  • 特別な効能を持つカードの方に、使い方が解りやすく書かれているため、説明時には基本的な流れだけで済み、誰にでも説明がしやすく、さまざまな状況でより多くの方々に楽しんでもらえるようになりました。
  • マイナス数を廃し、解りやすく1~21の21種類としました。21種類それぞれに個別のイラストが施されています。
  • 「今、何ラウンド目でペナルティは何か」と「親が誰か」を示す“ラウンドカード”により、進行がスムーズに行なえます。
  • 各自の脱落状態を示す“生存カード”により、あと何人いるのか、親は誰に配ればいいのかで戸惑うことがなくなりました。
  • 2種類の新たな効能、カード交換の途中でチップを稼ぐことができる「式典」と、交換の拒否をしてもよい「恋人達」を加えました。
  • 最大数(21)のカードは2枚ありますが、梟(ふくろう)の効能付きは1枚だけです。
  • ほどよく終わるように持ち点調整を行ないました。

なお、同梱のチップは、チャリンチャチンと鳴る適度な重量感と大きさを持ち、濡れるような場所でも平気な22mmサイズのプラスチック製です。

ククカードの歴史: ククの発祥は500年前のフランス、というのが現在の定説のようです。ククの本来の意味は郭公(かっこう)で、自分の卵を他の鳥に押し付ける「托卵」という習性が、このゲームの「交換で押し付ける」内容と合っていたからと考えられています。

しかしすでに発祥地フランスにはククは残っておらず、名前や姿を変えてヨーロッパ全土に広く薄く伝わったものがわずかに伝承として残っているだけでした。そんなククを、なぜか20世紀後半、ここ日本で復活させて独自のアレンジを施し、広めたのが、ゲーム研究家の草場 純さんです。
⇒参考:ゲーム研究家・草場純さんの研究を収集するサイトさんより、 「私はいかにしてククカードを作ったか。」の記事

この『クク21』は、その日本版のククを改編、カードに効能テキストを含めるなど、格段に遊びやすくし、新しい効能を加えた、21世紀にまたひとつ生まれた新しい「クク」なのです。

第四版: [2015.7.10追記:]おかげさまでさらなる好評を博し、追加生産分の第四版が完成しました。
第二版の布袋付・仕切り改良・カードテキスト見直しに加えて、第三版でクク21専用になったコインが、第四版では金銀の豪華なコインになりました。1点コインには猫が、5点コインには女神がレリーフとしてあしらわれています。
今回、このコインセット(1点:60枚+5点:36枚=計96枚)も単独で販売します。

クク21第四版の金銀コイン

店内でサンプルをご覧いただけます。

カード一式交換サービス: 「カード一式交換サービス」を行なっています。
傷んだり古くなってしまったお持ちのクク21のカード一式と説明書をこちらにいただければ、1,500円で新品(カード一式と説明書)をお渡しします。
希望される方は店頭にてお申し付けください。郵送での交換を希望される場合には、何か通信販売でのご注文時か、メールにてその旨をご連絡ください。交換の手続きを追ってご連絡致します。

[ボタン:これを取り扱いリストで確認/購入]


【Twitterより】

取り扱い販売店

下記お店でも販売中です。(2016年11月時点)

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  1. 2011/11/04(金) 12:44:44|
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