ごった煮の絵から指定の物を探す
エガッタ!
/ Pictureka!
国内販売: トミーダイレクト, メーカー: Hasbro(ハズブロ, USA), 初発売年: 2007年
作者: Arne Lauwers(アーネ・ローワーズ)
6才~大人, 2人以上用, 所要20分, ルール難度:★☆
『エガッタ!』は、たくさんの絵がごちゃごちゃに描かれている9枚のボードから、制限時間内に、指示されたキーワードに合う絵を素早くたくさん見つけるゲームです。
1人ずつ順番に、サイコロを振って示された色のカードをめくり、その指示に従って絵を探します。色ごとに参加形式が異なり「1人で○○個以上見つける」「1人を指名して数え対決を行なう」「全員でひとつの物を先に見つける」の3つがあります。
カードには、時には判断に迷うような奇妙な指示が示されています。「空を飛ぶもの」「北極か南極に関するもの」「ジャングルの動物」などです。また、カードの指示には、ボードそのものをひっくり返したり、位置を変えてしまったりするものもあります。
うまくその回の勝負に勝てたら、カードを得点としてもらえます。こうしてゲームを続けていき、先に6枚集めた人がゲームの勝者です。
ここがオススメ:
小さくて解りにくい絵、大きくて解りやすい絵、かと思ったら実は引っ掛けで解りづらい絵、などなど、たくさんの絵から指示されたものを、焦らずに見つけていくのが楽しいゲームです。
指示された絵を見つけながら、また、人が見つけている時に、いろいろな絵が大体どの辺にあったかを把握しておき、効率よく見つけていきましょう。
店内でサンプルをご覧いただけます。
様々な呪文の札を獲得し撃ち合う
ウィザーズ・ギャンビット
/ Wizard's Gambit
メーカー: Gryphon Forge Games(グリフォン・フォージ, USA), 発売年: 2008年
作者: Eric Drever(エリック・ドレバー) & Matthew Stipes(マシュー・スタイプス)
8才~大人, 2~5人用, 所要45分, ルール難度:★★
『ウィザーズ・ギャンビット』は、「呪文カード」と「素材カード」、「まじないカード」「ギャンビットカード」で魔法合戦をするカードゲームです。
プレイヤーたちは魔術師となり、自分のターンで、呪文プールに置かれた呪文カードの上に素材カードを配置していきます。
呪文カードの上に必要な素材カードが全て置かれたとき、呪文は完成します。呪文を完成させたプレイヤーは、それれを自分のものとして獲得し、呪文の書として自分の前に配置します。
呪文の書に加えた呪文カードは、必要なら即座にその呪文を発動させ、ライバルを打ち負かすような効果を発揮することができるでしょう。
各呪文カードには呪文ポイントが記されてあり、呪文ポイントの合計(呪文の書の得点)が最初に10ポイントに到達したプレイヤーがゲームに勝利し、最高位大魔導師であると宣言されます。
また、プレイヤーは自分のターン中に「まじないカード」を使用することで、プレイの流れにさらなる影響を与えることができるでしょう。
加えて、プレイヤーは最も強力な力、「ギャンビットカード」を放つことができます。この力により、プレイヤーはライバルを妨害し、強力な呪文を獲得する機会を確保することができるでしょう。
車輪を転がし自色の苗をなぎ倒す
ごちそう畑(ばたけ)
/ Curli Kuller
メーカー: Selecta(セレクタ, ドイツ), 発売年: 2008年
作者: Marco Teubner(マルコ・トイブナー, 代表作: ピノ君とおかたづけ)
5才~大人, 2~4人用, 所要15分, ルール難度:★
ドイツ 2009年
キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)
最終候補(Nominiert)
『ごちそう畑』は、色取り取りのレタス苗コマに向かって 車輪状のかたつむりコマを転がし、なるべく自分の色のコマだけをなぎ倒して得点を競うゲームです。
ストーリー:
ベルトラムさんの菜園には、植え付けたばかりの若い苗が並んでいます。真ん中にはかかしを立て、鳥たちへの警備は万全です。でも、かたつむりのことはすっかり忘れています! 野菜が大好物のかたつむりたちは、ご馳走をたいらげて畑を丸裸にしてしまうかもしれません。
ゲーム内容:
1人ずつ順番に、スロープを使い、狙いを定めてかたつむりコマを転がします。すると、バタバタと苗コマが倒れていきます。もし自分の担当色を倒せたら、自分の得点としてもらえます。でも、他の人の色コマを倒してしまったら、その人の得点になってしまいます。うまく、自分の色コマだけが倒れるように狙っていきましょう。
バタバタとなぎ倒されていく様子を動画でご覧ください。
こうしてゲームを続けていき、先に自色のコマ8つを獲得した人が勝ちです。
ここがオススメ:
豪快にバタバタと一度に何個ものコマを倒せるため、自分のコマだけをたくさん倒せるようにうまく狙いを定めるのが楽しいゲームです。上手になってくると、スロープを傾けてのカーブや、後述する「かかし回転」を狙っていくテクニックが重要になってきます。
店内でサンプルをご覧いただけます。
応用ルールいろいろ:
立体ピースで天面の色勢力を競う
ブロックス3D
/ Blokus 3D
メーカー: ビバリー (日本), 発売年: 2008年(オリジナルは2003年)
作者: Stefan Kögl(シュテファン・ケーグル)
7才~大人, 2~4人用, 所要15分, ルール難度:★☆
ドイツ 2003年
ゲーム大賞(Spiel des Jahres)
準候補(Auswahlliste)
『ブロックス3D(スリーディー)』は、立体ピースを ボード上の指定範囲を越えないように積み上げていき、真上からピースのかけらがより多く見えるようにするゲームです。
1人ずつ順番に、手持ちのピースから1個を選んで置いていきます。最初の1周目だけは、すでにあるピース(誰のでも構いません)と面が接するように置いていきます。
2周目以降は、必ずどこかは自色のピースと接するように置いていきます。この時、決められた高さ制限をはみ出してはいけません。
こうしてゲームを続けていき、全員が制限範囲を越えられずに「置けない」となったらゲーム終了です。真上から見て、各自の色のかけらを数えましょう。そこから、各自が置けずに残してしまったピースの個数を引いて、得点を計算します。もっとも多くの得点を獲得した人が勝ちとなります。
異なった制限範囲が設けられたテンプレート4枚によって、4つのステージが用意されています。どのステージも、まるで違うゲームを遊んでいるかような趣の違いを楽しめます。
ここがオススメ:
どのピースを選んで、どういう向きで置くか。誰の色のどこを封じていくか。常に自分の想定が届かないところがあり、そこを突かれた時の「やられた!」感が、悔しくも楽しいお薦めのゲームです。
Murmel(ムーメル)社の『ルミ / Rumis』という2003年のゲームのリメイクで、ブロックスらしく カチリとはまったり、四方八方から見るために回せる土台が特徴です。
店内でサンプルをご覧いただけます。
すごろくやのオマケ:
本当ならくるくると回ってほしい回転盤ですが、そのままだと力加減が難しく、重みが増すほど突っ掛かってしまい、スムーズに回るとは言い難いものがあります。そこで、当店の『ブロックス3D』には、これを改善するベアリング球をお付けすることにしました。これを回転盤の下に入れると、くるくると とてもスムーズにストレスなく回すことができるようになります。
どのくらい変わるかは、次のYouTubeの動画でご覧ください。
YouTube:ブロックス3D 回転盤の改善 http://www.youtube.com/watch?v=IrZZnK2cJSw
なお、動画では回転盤の中央に入れていますが、土台に個体差があるようで、これだとうまくいかない場合があります。うまくいかない場合には、ひとつ外側の部分にベアリング球を入れてみてください。
YouTubeでは、メーカーによるプロモーションビデオも見られるようです。
メーカー絶版 [2010.9.30:] 残念ながら、メーカーより絶版との情報が入りました。
こんにちは。掲載記事の紹介です。
15日発売の月刊誌『東京生活 (枻[えい]出版) 』2008年10月号(no.40) 定価880円(税込)に、ゲームとすごろくやの紹介記事を掲載していただきました!
「東京はおもしろい!! 東京再発見マガジン」と謳うこの東京生活。この10月号では「なじみになりたい蕎麦屋」を特集としています。
そして『TOKYO topics』コーナーの139ページに、「ブーム再来!? 仲間が集まったらボードゲームで盛り上がれ」として、『ねことねずみの大レース』や『にわとりのしっぽ』『スティッキー』『ごきぶりポーカー』の4ゲームが紹介されています。
『東京生活』は、全国の書店、または一部のコンビニやプロショップで販売されています。もし機会がありましたらご覧になってみてください。
お宝狙って島の周囲で海賊船競争
ジャマイカ
/ Jamaica
メーカー: GameWorks SáRL(ゲームワークス, フランス), 発売年: 2007年
作者: Bruno Cathala(ブルーノ・カタラ, 代表作:ミスタージャック, クレオパトラと建築士など) & Malcolm Braff & Sèbastien Pauchon
8才~大人, 2~6人用, 所要30~45分, ルール難度:★★
ドイツ 2008年
ゲーム大賞(Spiel des Jahres)
準候補(Empfehlungsliste)
『ジャマイカ』は、島の周囲を舞台に自分の海賊船を進めて競争し、レース中に財宝を集めたり、人の船を攻撃したりして金貨を稼ぐゲームです。
スタート地点から、コース上のマス目を進んでゴールを目指しましょう。各自の行動は、手札のカードから1枚選ぶことで決まります。
最初にキャプテンが割り振ったサイコロ2個の目を確認した上で、各自が手札のカードの中から行動を選びます。サイコロの目の数で、選んだ行動(金貨/食料/火薬を積み込む、船を前進させる/後退させる)の量が決まります。
金貨は得点として、食料は移動のコストとして、火薬は戦闘時の補正値として必要になります。また、移動した場合、他の船の場所に着くと戦闘を行なわなければなりません。
手持ちの各行動を選ぶとどうなるのか、ライバルはどれを選んできそうかをよく考えて1枚選び、裏向きにして提出しましょう。
また、コース上のマス目には、財宝が置かれているマスがいくつかあり、ここにうまく辿り着くことで財宝カードを貰うことができます。普通の得点の他に、カード所持枚数や戦闘力の補正、積載量の増加など、特殊な効力を授かることができます。しかし、中にはマイナス点となる呪いの財宝カードもあります。戦闘を積極的に仕掛けて、奪ったり、押し付けたりしましょう。
こうしてゲームを続けていき、コースを一周しゴールに辿り着いたらゲームは終了を迎えます。
ここがオススメ: 金貨の稼ぎ具合や戦闘能力、位置、これまで出されたカードなど、それまでの状況に応じて読みを効かせつつ、キャプテン役がサイコロ2個の目を割り振った意味を考えて、行動を選択していくのが楽しいゲームです。
産業興し生産物で自国経済を発展
国富論(ウェルス・オブ・ネイションズ) / Wealth of Nations
メーカー: TableStar Games(テーブルスター・ゲームズ, USA), 発売年: 2008年
作者: Nico Carroll(ニコ・キャロル)
13才~大人, 3~6人用, 所要180分, ルール難度:★★☆ (2.5)
『国富論』は、国家の産業振興と国際貿易をテーマにしたゲームです。
プレーヤーは一国の経済界の最高実力者となり、領土を拡大しつつ、その国の産業(農場、発電所、学校、鉱山、工場、銀行)を興し、さまざまな産物(食糧、電力、労働者、鉄鉱石、資本)を生産してその恩恵を受け取ります。生産した産物は国際市場に売ったり、他国との間で取り引きしたり、新しい産業を興すために投資することができます。
効率的に産業を興すことができれば、いっそう多くの産物を生産することができるようになります。産物を市場で売れば、札束を手に入れることができますが、売れば売るほどその商品が値崩れすることにも注意しなくてはなりません。さもないと、自国の産業を運営するコストが驚くほど高くついてしまう結果になることもあるでしょう。
ゲームはどのように進展するか判りません。先々、どのようにでも立ち回れるように、常に広い選択肢と多様性を確保しつつ、他プレーヤーと取り引きで買い得品を得られないかどうか目を光らせましょう。
こうしてゲームを続けていき、空き領土や産業候補の枯渇などにより、ゲームは終了を迎えます。各プレーヤーは、自分の建設した各産業タイルと、手持ちの札束から勝利ポイントを受け取ります。最高勝利ポイントの獲得者が勝ちとなります。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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すごろくや店主
東京在住、元テレビゲーム開発者。
心機一転、2006年4月よりボードゲーム・カードゲーム普及のためのお店をはじめました。
携わった主なゲーム: