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手札の指定特徴に合う泥棒を探す
どろぼう一味(いちみ)
/ Ganovenbande
メーカー: HABA (ハバ, ドイツ), 発行年: 2011年
作者: Anja Wrede (アンヤ・ヴレデ) & Christoph Cantzler (クリストフ・カンツラー)
6才~大人, 2~4人用, 所要10〜15分, ルール難度:★☆ (1.5)
『どろぼう一味』は、毎回示される泥棒の特徴(ひげ、帽子、サングラス、など)を、全員一斉に自分の手札から探し、該当する枚数を確認→いち早く申告して得点を稼ぐゲームです。
全6ラウンドで、毎回〈指名手配カード〉がめくられ、今回の泥棒の特徴(ひげ、帽子、サングラス、など)が明らかになります。
全員、これを見ていっせいに自分の手元に置いてある手札を取り、その中に該当する特徴をもつカードが何枚あるのか、急いで数えます。
正確に数えられた(と思った)人は、早い者勝ちで泥棒袋コマを取ってその数を発表します。答え合わせをし、もし合っていればカードが手札に1枚追加されます。最終的な勝敗は手札の枚数で決まるため、ごほうびのようでもありますが、枚数が増えれば数を数えるのが少しずつ難しくなっていくでしょう。もし外れた場合には他の人全員にカードが与えられます。
特徴的なのが、次のラウンドの準備として、全員が手札の内容を見た上で任意の3枚を隣の人に渡す、という点です。これをうまく使えば、次の特徴を予想して、より数えやすくできるかもしれません。
こうしてゲームを続けていき、全ラウンドを終えたらゲーム終了、もっとも手札のカードが多い人が勝ちです。
上級向けの応用ルールとして、2つの特徴を兼ね備えている泥棒を数える、という遊び方もあります。
ここがオススメ: よくあるシンプルな数えるタイプのゲームかと思いきや、隣に渡す3枚の内容を吟味することでより数えやすくなる工夫ができるのが新しい、子供から大人まで手軽に楽しめるゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
押し付け合って財宝稼ぐ洞窟探検
ダンジョンレイダース
/ Dungeon Raiders
メーカー: Adventureland Games (アドベンチャーランド, オーストラリア), 発行年: 2011年
作者: Phil Harding (フィル・ハーディング)
8才~大人, 1~5人用, 所要20分, ルール難度:★★ (2)
『ダンジョンレイダース』は、お宝や怪物が次々に現れる危険な洞窟を、その都度1〜5の手札から選んで1枚ずつ出すことで、財宝は貰えるように、被害は被らないようにライバルを出し抜いて攻略していくカードゲームです。
1〜5の数値カード5枚を手札として、5つの部屋を順番に攻略していきながら、財宝をより多く集めて生還することを目指します。各部屋ごとに全員が1人1枚ずつ数のカードを消費していきますが、部屋の種類に応じてさまざまなことが起こるため、後々のこともよく考えて手札の1枚を選ばなければなりません。
財宝ならば、出した数が大きい人から優先的に貰うことができます。しかし、後からもっと良い財宝が出てくるかもしれません。
モンスターならば、そのモンスターの体力の値(14, 18など。人数によって異なる)を、全員が出した数の合計が上まわれば打ち負かすことができます。
しかし、後々のことを考えれば無用に大きな数を消費したくはありません。しかも、もし負けたとしてもダメージを被るのは最小の数を出した人だけなので、順番に1人1枚ずつ出されるカードの数を見計らって「自分は被害を被らない範囲で、他人に大きな数を出して頑張ってもらう」という悪がしこいやりとりが交されます。
お店のような「貯蔵庫」に遭遇すれば、出した1枚の数値に応じて、ダメージを回復したり、先々を見通したり、大きな数値で戦闘が有利になるアイテムを獲得できます。
もしこの部屋に遭遇することがあらかじめ判っているならば、欲しい物の数を温存しておく必要があるでしょう。
さまざまな罠も登場します。この溶岩の罠は、誰かが1人でも1〜3のカードを出すと、その値に応じて全員の財宝が失われてしまいます。もし自分の財宝がわずかで、ライバルが稼いでいるのであれば、「いやーごめんごめん」などと言いながら1を出してしまいましょう。
こうしてゲームを続けていき、5部屋を攻略したら、消費した1〜5の手札を戻し、次の階層として新たな5部屋を攻略して…、と繰り返していき、全5階層を終えたときにゲーム終了です。
ダメージが大きく、もっとも体力が低い人がまず脱落させられ、残った人の中でもっとも財宝を稼いでいる人が勝ちです。
ここがオススメ: 少しルール量は多目ですが、先々の計画を立てつつ、全員が足を引っ張りあいながら自分だけ旨みを得ようとするやりとりが楽しい、手軽な大人向けとしてお薦めのカードゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
滑る部屋を操り魔法の品を集める
ハリーポッター・ホグワーツ
/ Harry Potter Hogwarts
メーカー: LEGO (レゴ, デンマーク), 発行年: 2010年
作者: Cephas Howard & Henk van der Does
8才~大人, 2~4人用, 所要20分, ルール難度:★☆ (1.5)
『ハリーポッター・ホグワーツ』は、15パズルの要領でスライドする魔法魔術学校の部屋群をうまく操って、宿題の4つの魔法の品物を集めるゲームです。
ここはホグワーツ魔法魔術学校。各自、グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンの4つの寮の代表者として、学校中の回廊や教室を巡り、いち早く4つの魔法の品物を集めて寮の談話室に戻りましょう。
盤面には4×4の大きなマス目として回廊や教室があり、1人ずつ代わりばんこに、道が通じているところを自分のコマで1マスずつ歩かせて目的の品物を集めようとします。
しかし、道はあちこちで途切れ途切れになっているため、サイコロで出た目に合わせてダイナミックに教室や回廊の構成を変えていかなければなりません。
どこかの区画をいったん外し、空いたところに15パズルの要領でスライドさせてから抜いた区画をはめ込みます。ときには、区画を回転させたり、秘密の通路を見つけたりもします。
こうすることで、道を確保したり、遠くにあった教室をすぐ目の前にもってきたり、ライバルを邪魔したりするのです。
こうしてゲームを続けていき、いち早く4つの品物を集めてから寮の談話室に戻った人が勝ちです。
ダンブルドア校長が登場して秘密の近道を教わったり、学校管理人の相棒猫:ミセス・ノリスが動いては区画への侵入をブロックされたり、同じマスで決闘が起こったり、さまざまな応用ルールも楽しめます。
ここがオススメ: なかなか辿り着けないと思っていた場所でも、カシャカシャとうまくスライドさせることで瞬時に行けるようになるひらめきが楽しい、簡単なルールで子供もじっくり楽しめる、原作の雰囲気が活かされたお薦めのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
高さと形の序列で取れる変則将棋
タラット
/ Talat
メーカー: Huch & Friends (フッフ・フレンズ, ドイツ), 発行年: 2011年 (原版:2008年)
作者: Bruce Whitehill (ブルース・ホワイトヒル)
8才~大人, 2~3人用, 所要33分, ルール難度:★☆ (1.5)
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2012年 ドイツ ニュルンベルグ トイアワード 10代&家族部門賞 受賞 |
『タラット』は、3分割された盤面の上で自色駒を進め、高さと形状の序列を活かして相手の駒を取ったり取られたりしながら、到達や獲得の得点を競う、2人でも遊べる3人用対戦ゲームです。
将棋のような要領で、1人ずつ代わりばんこに、自分の色の駒1個を前か斜め前の3マスに対して進めていきます。
盤面が3つに分かれており、それぞれの盤面で異なるライバルと将棋をするような形式を取ります。
得点形式になっていて、相手の駒を取ったり、盤面の相手側に到達すると得点になるため、より高得点になるような理詰めの先読みが重要になります。
相手の駒を取るには〈高さが1段階だけ低い〉か〈同じなら形状の角数がより小さい〉必要があります。取られる/取られないの関係をうまく利用して進めていきましょう。
盤面ごとに〈もうどの駒も取られない〉状況になると、その盤面は〈凍結〉されて触れなくなります。
こうしてゲームを続けていき、すべての盤面が〈凍結〉されたらゲーム終了、もっとも高得点の人が勝ちです。
ここがオススメ:
運や非公開要素がまったくない将棋の多面打ちのような形式で、より得点が高まるように、取らずに進軍したり「壁」を作ったりする攻防が新しい、子供から大人までじっくり楽しめるお薦めのゲームです。
準備の、順番に駒を選んで配置する行程がかなり重要です。
ルール訂正付 添付の和訳説明書に誤りがあるため、補足訂正をお付けしています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
こんにちは。春の訪れとともに暖かくなってきました。東京では今週末あたりからお花見に行かれる方も多いのではないでしょうか。
ひさびさですが、お花見の席で楽しめるおすすめゲーム20タイトルをご紹介します。
以下のポイントをもとに選んでいます。
お題の印象から意味深な絵を推理
ディクシット / Dixit
8才~大人, 2~6人用, 所要30分, ルール難度:★☆, ¥4,700
すごろくや製 2人用ルール付き
ドイツ 2010年ゲーム大賞:大賞
装備を整え怪物に挑んで城を奪還
ヒロイカ:ファターン城
/ HEROICA: Fortaan
メーカー: LEGO (レゴ, デンマーク), 発行年: 2011年
作者: Nicolas Assenbrunner & Cephas Howard & Thomas Robert Van der Heiden
8才~大人, 2~4人用, 所要20分, ルール難度:★★ (2)
『ヒロイカ:ファターン城』は、レゴブロックで作られたファターン城内を舞台に、モンスターたちから城を奪還するため、サイコロで自分の戦士コマを進めながらモンスターを倒して武器や秘薬を獲得していくゲームです。
ミッション(3種類用意されたコース構成)ごとに用意されたゴール地点にいち早く到達するため、1人ずつ代わりばんこにレゴブロックのサイコロを振り、1~4マス分自分の戦士コマを奥へ奥へと進めていきます。
道中にはモンスターたちが障害として待ち構えており、隣にいくと戦闘が起こります。サイコロの結果次第で、打ち負かしたり、逆にダメージを受けたりします。ダメージが一定量蓄積されてしまうと、完全に回復するまでそこで待機しなければなりません。ダメージ状況を考えて無用な戦闘は避けましょう。
また、戦士たちはキャラクターごとに遠距離攻撃や回復などの特殊能力を持っており、サイコロで特別な印が出たときにだけその力を発揮することができます。
城内のあちこちには、お金や宝箱、秘薬も置かれています。しかし、これらはほとんど閉ざされた扉の奥にあり、扉を開けるには「鍵」を拾って使う必要があります。ライバルの動向をうかがいつつ、同じ方向を目指すのか、異なる道をいくのかを見定めます。
お金を貯めれば、武器屋を呼んで武器の売買ができます。武器を選んで装備し、遠距離攻撃や移動攻撃、お金を引き出すような攻撃を活用していきましょう。
こうしてゲームを続けていき、いち早くミッションゴールに到達した人が勝ちとなり、所持アイテムを引き継いで次のミッションに挑み、数ミッションをこなした後にもっとも勝利回数が多い人が優勝です。
ここがオススメ: すごろくゲームの延長で、アメリカンゲーム風の王道をいくサイコロによる戦闘やアイテム争奪のドラマが盛り上がる、子供から大人までゆるくじっくり楽しめるお薦めのゲームです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
レゴで作ったお題を当ててもらう
クリエイショナリー
/ Creationary
メーカー: LEGO (レゴ, デンマーク), 発行年: 2009年
作者: Bastiaan Brederode & Cynthia Bodin & Cephas Howard
7才~大人, 3~8人用, 所要30分, ルール難度:★ (1)
『クリエイショナリー』は、カードで示されたお題をレゴブロックの様々なパーツを使って表現し、当てたり当ててもらったりして得点を競うゲームです。
1人ずつ代わりばんこに出題者役を担います。出題者は、レゴブロックでできたサイコロを振ってお題カードを引くことで、ジャンル(乗り物/建物/自然物/その他の物)に沿った今回のお題を作り始めます。
お題カードには難易度が3段階ありますので、自分に合ったものを選びましょう。
さあ、他の人たちは一斉に、作っている形からお題を察して答えます。
もし正解したら、出題者とともに1点ずつ貰えます。
こうして、出題者が代わりながらゲームを続けていき、先に規定得点を獲得した人が勝ちです。
ここがオススメ: タイヤや細長いパーツなど、入っているレゴブロックの種類は豊富ですが、どんな簡単なお題でも簡単に自由に作れるほどではありません。限られたブロックの形状の中で、創造力を働かせて立体物を表現していきながら「え~! それが○○なの~?!」と盛り上がる、子供から大人まで手軽に楽しめるお薦めのゲームです。
新版ルール
2009年の発行当初のルールから大きく改編があったため、新版ルールをお付けしています。
旧ルールではいくつかのルールから選択するようになっていましたが、ひとつのシンプルなルールに統一され、得点形式もスマートになっています。
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軍事/宗教/労働を配備し名声競う
トロワ
/ Troyes
メーカー: Pearl Games (パールゲームズ, ベルギー), 発行年: 2010年
作者: Sébastien Dujardin (セバスチャン・ドゥジャルダン) & Xavier Georges (ザヴィア・ジョージ, 代表作: 『カーソンシティ』) & Alain Orban (アラン・オルボン)
12才~大人, 2~4人用, 所要90分, ルール難度:★★☆ (2.5)
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ドイツ 2011年 ファン投票 (Deutscher Spiele Preis) 第3位 |
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国際ゲーマーズ賞 (International Gamers Award) 2011年 大賞受賞 |
『トロワ』は、13~17世紀のフランスの都市を舞台に、自分の一族のコマを配備して軍事・宗教・労働の3つの要素に介入し、毎回その成果として振られるサイコロ群をもって、有利に働く効能やお金、得点要素を抑えていくゲームです。
フランス北部の都市『トロワ』を舞台に、各自 裕福な一族を担い、全6ラウンドに渡る都市の防衛・発展に貢献することで名誉得点を稼いでいきます。
毎ラウンド、軍事・宗教・労働の各施設に配備された自色の市民コマの分だけ、サイコロ(軍事:赤, 宗教:白、労働:黄)を振ってその成果を確かめ、中央の広場に誰の結果か判るように分けて配置します。
自分のサイコロの出目は大きいほど有利に働きますが、お金を少額支払えば人のサイコロでも使用できたり、「影響力」と呼ばれるポイントを消費することで振り直しやひっくり返し(1→6にできたりする)ができるため、必ずしも自分の出目が良ければ有利、というわけでもありません。
1人ずつ代わりばんこに、それらの成果(色ごとの出目)を使って、ボード上の〈大聖堂の建築に貢献〉、〈都市で起こる災い(外敵や内乱など)の鎮静に貢献〉、〈お金を獲得〉、〈お金も使って特別効能の権利を得る〉といった、得点につながるさまざまな要素を抑えていきます。
また、自分が自由に使えるサイコロは多いほど良いので、次回にサイコロを振るときを考えて、ライバルのコマを施設から追い出して自色のコマを配備することも大切です。
ラウンドが進むにつれて明らかになる特別効能を抑えて発動させることで、コンビネーションによる大きな得点が期待できるようになっていくことでしょう。
こうしてゲームを続けていき、全6ラウンドを終えたときにもっとも得点が大きい人の勝ちです。
ここがオススメ:
長期を見据えて方針を立てつつ、人に自分のサイコロを使われる前に、特別効能のコンビネーションを狙ってあれもこれもやりたい中で優先度の高いものを抑えていく悩ましさが楽しい、緻密にじっくり考える大人向けとしてお薦めの重厚型ゲームです。
サイコロを使うゲームですが、出目による運が優劣に影響することはなく、ゲーム展開の「揺らぎ」として機能する仕掛けになっているのが見事です。中世風のアートワークも魅力です。
行程早見表と誤記補足付き: 当店では、各自が手元に置いてゲーム進行を把握しやすくする行程早見表を日本語化したものと、和訳説明書の誤記を補足する用紙をお付けしています。
世界最大のボードゲームファンサイト「Boardgame Geek(ボードゲームギーク)」にて、10点満点の高評価コメント(英語, 日本語機械翻訳版)がたくさん寄せられています。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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すごろくや店主
東京在住、元テレビゲーム開発者。
心機一転、2006年4月よりボードゲーム・カードゲーム普及のためのお店をはじめました。
携わった主なゲーム: