各自個別の事件を推理し成績競う
P.I.(ピーアイ)
メーカー: Treefrog Games (ツリーフロッグ, ドイツ), 発行年: 2012年
作者: Martin Wallace (マーティン・ワレス、 代表作: 『蒸気の時代』など多数)
13才~大人, 2~5人用, 所要45〜60分, ルール難度:★★ (2)
『P.I. (ピーアイ)』は、各自、右隣の人が握っている容疑情報(容疑者・場所・容疑種類)を特定するため、怪しいと思う要素について質問を繰り返しては、盤面の区画ごとの〈そこにある〉〈付近にある〉情報を得て推理するゲームです。
容疑情報カード〈容疑者〉〈容疑場所〉〈容疑種類〉の3枚1セットが全員にランダムに配られ、各自、右隣の人が持っているその3要素が何かを当てるべく推理していきます。
推理は、古典ゲーム「マスターマインド」のような形式で行ないます。
1人ずつ代わりばんこに、公開されている容疑カードを選ぶことで、右隣の人から〈それが当たっているか〉または〈盤面上でそれが置かれている区域の周囲に正解があるか〉を教えてもらうことができます。
盤面は14の区域に分割された〈容疑場所〉があって互いに隣接しており、それぞれの区域に〈容疑者〉〈容疑種類〉の1セットがランダムに置かれています。今まで得られた情報を元に、これらの区域の隣接関係を考えて、どの要素を聞くとどこが特定されるのかをよく考えて質問していきましょう。
また、回数制限はあるものの、探偵チップを使って〈この区域と隣に正解はいくつあるか?〉の大きなヒントを貰えるチャンスもあります。
推理によって先に3要素とも当てられると高得点です。当てるのが遅れるほどもらえる得点が下がってしまいますので、効率よく情報を集めていきましょう。
こうしてゲームを続けていき、3回分を行なったらゲーム終了。3回の総合得点が最高の人が勝ちです。
ここがオススメ:
「面」で得られる調査情報の重ね合わせから正解を推理するために、効率よく情報を得るための工夫が楽しいゲームです。
効率の良い調査方法が解ってくると、ライバルの推理にとって決め手となるであろう要素カードを先に使ってしまう、というような邪魔もできるようになるでしょう。
重量級ゲームを作ることで有名な作者ワレスさんのゲームの中では、かなりシンプルな部類に入ります。
店内でサンプルをご覧いただけます。
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すごろくや店主
東京在住、元テレビゲーム開発者。
心機一転、2006年4月よりボードゲーム・カードゲーム普及のためのお店をはじめました。
携わった主なゲーム: