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ゲームルール紹介:アルティメット / Ultimate

親vs他全員で札の総取りの点競う
アルティメット(トランプゲーム) / Ultimate
作者: 不明
8才~大人, 4~8人用, 所要30分, ルール難度:★☆ (2)

『アルティメット』は、トランプを使い、マーク1種類縛りで各自が1枚ずつ出したうち、最高値の提出者が得点要素を総取りする小勝負を繰り返しながら、あらかじめ親が決めた達成合計点を巡って親1人と他全員とで駆け引きを楽しむ、「トリックテイキング系」と呼ばれる系統のゲームのひとつです。

アルティメット:展示用写真

【遊び方】

アルティメット / Ultimate ==== * 必要用具:トランプカード1組52枚(ジョーカー不要)、得点集計用具(紙とペン、チップなど) * 対象人数:4〜8人 * 適性年齢:最低8才 * 所要時間:約30分 ゲームの構成 ---- カード1組を各自の手札として配りきったあと、全員1枚ずつ出して小勝負を決める「トリック」を繰り返し、手札を使い切ったときの勝利得点を〈親〉か他全員の〈子〉が獲得します。この一連の流れを「ディール」として、誰かが累計150点に達して勝利するまで繰り返します。 用語「スート」 ---- ♠♣♥♦のマーク種類のことを「スート (英:Suit, ひとつながりの、の意味)」と呼びます。 小勝負「トリック」 ---- 時計回りで、リーダーとなった人から順番に1人ずつ、手札からカードを1枚だけ自分の手元に表向きに出していきます。このとき、リーダーが出したのと同じスートのカードしか出せません。 ただし、例外として、手札に該当スートのカードが無いときだけは、どんなカードでも出せます。この〈何でも出せる〉は戦略上たいへん有利なため、本当に手札にそのスートカードが無く、不正をしていないことを自分自身と他全員に知らしめる意味で、『無いので。』と言いながら出してください。 全員が出し終えたら、リーダーが出したスートと同じで、かついちばん強いカードを出した人が、この小勝負「トリック」の勝者です。カードの強さ(ランク)は 2〜10, J, Q, K, A(エース)の順で、2が最弱、Aが最強です。 今回出されたカードをすべて自分の手元に引き寄せ、得点として蓄えます。 この一連の流れを「1トリック」と呼びます。 ### 得点になるカード * A(エース): +5点 * J/Q/K(絵札): +3点 * 10: +1点 * 5: -1点 それ以外(2〜4、6〜9)は得点として意味がありません。 毎ディールの準備 ---- カードをすべて裏向きでよく混ぜ、無作為に5枚を脇に避けておきます。残りを、各自の手札として同枚数になるように配りきります。 ### 宣言 今回の“圧倒的に有利な”親1人を決める〈親の争奪戦〉を競り方式で行ないます。トリックの繰り返しによって、「少なくとも○○点は稼げるはず」と思う合計得点を、手札の優劣から予想します。 カードを配った人から1人ずつ、時計回りの順番で予想合計得点を宣言していきます。宣言内容は、それまでの宣言値を越える値か、この親の争奪戦から降りるか、のどちらかです。 他全員が降りて1人が決まるまで何周もし、その1人が親です。他全員が〈子〉です。親はまず、脇に避けていた5枚を手札に加え、その上で手札から不要と判断した5枚を捨て札にする、という有利な取捨選択を行ないます。 ### 切り札スート そしてさらに親は、そのディール内に限り、どのトリックにおいても例外的に最強扱いとなる〈切り札スート〉を1種類決め、さらに自分を有利に導きます。 この〈切り札スート〉は、たとえリーダーが出したスートとは違っていても、「無いので。」によってこの〈切り札スート〉のカードを出せれば、そのトリックの勝敗判定はこの〈切り札スート〉のカードに限定される、というものです。 ### トリックでの勝敗判定まとめ * 切り札スートが出されているなら、切り札スートのうち最強ランクのカードが勝ち。 * そうでなければ、リーダーが出したスートのうち最強ランクのカードが勝ち。 ディール内でのトリック繰り返し ---- 親の手続きが終わったら、カードを配った人が最初のリーダーとしてトリック勝負を始めます。 親はあらかじめ宣言した合計得点を達成できるよう、手札の出し方を組み立てます。一方、子である他全員は、親にその合計得点を達成させないよう、連携して手札の出し方を組み立てます。 なお、子同士は仲間ですが、お互いの所持カードなどの情報を伝え合ってはいけません。 トリックの勝者が次のトリックのリーダーです。手札を使い切るまでこれを続けます。 1ディール終了 ---- 手札を使い切ったら1ディール終了です。 親が集めたカードの中から、得点要素だけを計算します。 もし、親の得点合計があらかじめ宣言した値に達しているなら、親は宣言した値の分だけを勝利得点として獲得します。子は無得点です。 一方、もし親が達成できなかったなら、親は無得点で、子は各自、親が宣言した値の半分(端数切り捨て)を勝利得点として獲得します。 チップやメモで勝利得点を記し、次のディールを始めます。 ゲームの終わり ---- 誰かが勝利得点の累計150点に達したら、その人の勝ちでゲームは終了です。 応用ルール ---- 親が子の中から仲間を選びます。ただし、『今回の仲間は♥のAを持っている人!』など、その本人しか判らない選び方です。選ばれたその仲間がもしいるならば、指定されたカードを出すまで自分が仲間であることを隠しながら、親の手助けをします。 1ディールの終わりに、親が宣言を達成した場合、その仲間も同じ勝利得点を獲得します。

ここがオススメ: 親にならなければライバルと差が付くような勝利得点は稼げないため、多少悪い手札でも、カード交換や切り札スートの決定権で有利に導けることを夢見て親の争奪戦に熱くなってしまったり、子たちの「ぜったいに勝たせないぞ」という連携によってドラマが生まれたりします。たとえ最初は攻略がよく解らなくても、子同士の連携の中で徐々に理解が進んでいきます。無数に存在するとはいえ、たいていはシビアな駆け引きが要求されるトリックテイキング系ゲームの中でも、わきあいあいと盛り上がって楽しめる、初めてのトリックテイキング系ゲームとして超おすすめのゲームです。

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  1. 2015/06/09(火) 12:33:41|
  2. ボードゲーム紹介
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
  5. | 印刷用の体裁

コメント

お初にお目にかかります。アルティメット、面白そうでぜひやってみたいのですが、少しルールが飲み込めず実際にプレイしている動画を検索したのですが、見つかりませんでした。すごろくやさんオリジナルのゲームなのでしょうか?
  1. 2015/06/12(金) 17:56:38 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

いえ、オリジナルではありません。
ただ、説明の構成はいちから書き起こしていますし、「無いので。」と言う部分は足しています。
  1. 2015/06/14(日) 13:41:04 |
  2. URL |
  3. すごろくや店主 #Qi8cNrCA
  4. [ 編集]

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